産後のリンパマッサージで太もも痩せするコツ!

産後にリンパマッサージをして太もも痩せするコツをご紹介!産後はいろいろな原因でむくみやすく、太ももが太くなりがち。セルライトを除去して、骨盤のゆがみも整え、ピンチをチャンスに美脚を手に入れましょう!

太もものリンパの場所をイラストで詳しく図解!

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セルフケアとしてリンパマッサージが人気になりつつありますが、リンパはどこにあるか知っていますか?太もものリンパの場所って?リンパについて詳しく知ってみましょう!

 

全身のリンパを知ろう!7つのリンパの場所

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リンパは、この図の全身に張り巡らされている緑の部分。しかも主要なリンパ管のみでこの状態。もっと細いリンパ管(毛細リンパ管)も合わせれば、全身ま緑になります。

 

リンパって?その役割は?

身体を巡っている組織液は、毛細血管を経て血液中に戻りますが、その約10%は毛細リンパ管に入って静脈に送られます。つまり、毛細血管では運びきれなかった老廃物を、リンパ管が処理しているということです。この循環をリンパ系といいます。

 

毛細リンパ管が合流して太くなったものがリンパ管で、リンパ管にはリンパ節というソラマメの形に似た丸いふくらみがついています。

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リンパ節の大きさは直径2~3mm、全身に約800か所あります。

 

それでは、約800か所あるうちの大きなリンパ節を7つご紹介します!

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脚の裏側にもあります。

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おもなリンパ節は、耳の下、鎖骨、脇の下、肘の内側、おなか、そけい部、ひざの裏にあります。

 

【1.顎下リンパ節(がくかりんぱせつ):耳の下】

顔から首へ流れるリンパがここを通るので、リンパの流れが悪くなると顔のくすみやむくみ、たるみが起こりやすくなります。

 

【2.鎖骨リンパ節(さこつりんぱせつ):鎖骨】

体内を流れたリンパがゴール地点の心臓に流れ込む最後の場所。『身体のゴミ捨て場』と呼ばれることも。ここをマッサージするだけでも効果あり!マッサージにおいて重要なリンパです。

 

【3.腋窩リンパ節(えきかりんぱせつ):脇の下】

脇はリンパ管が集中していて、のどや肺に近いので外部からウィルスなどが体内に入ったときに、真っ先に免疫機能が働き、腫れやすい場所。

 

【4.肘リンパ節(ひじりんぱせつ):肘の内側】

 ここが滞ると手や腕がむくみ、手が冷えて指の動きが悪くなります。

 

【5.腹部リンパ節(ふくぶりんぱせつ):おなか

おなかのリンパが滞ると腰まわりに脂肪がつきやすく、子宮や腸の働きが鈍くなり便秘や生理不順など女性特有の病気などを引き起こします。意外にも、お尻のたるみの原因にも。

 

6.鼠径リンパ節(そけいりんぱせつ):脚のつけ根

 下半身のリンパが流れ込む大きな大きなここが滞ると冷え性やむくみ、セルライトにお尻のたるみ、また足先の冷えにもつながります。

 

7.膝窩リンパ節(しっかりんぱせつ):ひざ裏

リンパ液を心臓へ押し上げるため負担が大きい部分。ここが滞ると足首がぶよぶよとしてメリハリがなくなります。リンパ液のつまりが酷いと、血管やリンパが腫れて静脈瘤になることもあります。

リンパは唯一の脂肪を運ぶキーパーソン!

おなかのリンパには、乳び槽(にゅうびそう)と呼ばれる袋状にふくらんでいるリンパ液の貯蔵場所があります。ここは、主要な腰リンパと腸リンパの合流部分。

 

とても大切な場所なのですが、この名前に注目してもらいたいのです。『乳び』と呼ばれるのは、吸収された脂肪滴によって白濁しているからなんです。

 

脂肪滴というのは、脂質やタンパク質などを含む球の形をした液滴のこと。脂肪細胞は脂肪滴が細胞の大部分を占めています。にくき脂肪のもとをたどれば、脂肪滴ということ。

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これを運び出してくれるのは、リンパだけなのです。

 

太もも痩せのリンパの場所は?

リンパが密集しているところ、つまり先に説明した7つの主なリンパの流れをよくすることで、全身のリンパ液がスムーズに流れるようになります。

 

太もも痩せを目的としたときのリンパの場所は、鎖骨リンパ→鼠径リンパ→膝窩リンパの順にマッサージするとよいです。

 

太もも痩せのリンパマッサージをする前におこなうと、とっても効果的ですよ(^^)